
クリエーターになれ!自分のために生きよ!
クリエイティブクラスという新しい層が生まれていると指摘した『クリエイティブ資本論』『クリエイティブクラスの世紀』が、マクロの動向を示しているとしたら、それを受けてミクロとしての僕たちひとりひとりは、どんな意思決定をすべきなんだろうか。
医学系教授によって書かれたこの本は、そのものずばりの結論を示しています。すなわち、
クリエーターになれ、自分のために生きよ! 戦略を持って行動せよ
です。
クリエーターの対比させられているのがルーチンワーカー。同じような仕事を繰り返す仕事は、相当多い。サラリーマンの仕事も、大半がそうである、といっても過言ではないかもしれません。クリエーターの仕事とルーチンワーカーの仕事は、外見はちょっと似ていても、本質は全く異なります。
それは、絵かきで言えば、自分の表現としてのアートを目指すクリエーターと、似顔絵を描く街の絵かきくらいちがう。
そして、クリエーターからルーチンワーカーにはいつでもなれるけれど、一度ルーチンワーカーになってしまったら、クリエーターには戻れない。そう著者は言い切ります。常に厳しい評価にさらされるクリエーターに対して、リスクの少ないルーチンワーカーは楽だからです。
だからこそ、若いうちはリスクを取ってクリエーターを目指すべき。ルーチンワーカーにはいつでもなれるのです。そうして、自分の表現のために生きることが、しかし結果としては、周りの多くの人を幸せにする。クリエーターにはそうした価値があるのです。
人生は一度きりです。あと数十年もしたら終わりです。そういう短い人生をどう生きるのか。もう一度、戦略から見直してみるきっかけを、この本が与えてくれるはずです。

