
キャッチコピー77パターンをお手元に
「引き出しが多い」という褒め言葉があって、それは、ある問題に対するアプローチの種類をたくさんもっているということ。
もちろん、少ないテクニックをとことん習熟していく、という方法もありますが、しかしことコピーライターという職種に関して言えば、この引き出しの数が、そのままコピーライティングのスキルになっているケースが多い。少なくとも、「基本スキル」として。
この本は、77個もの引き出しを紹介する、なんともぜいたくな本。手元において辞書的に使うべき本というのは、こういう本をいうんですね。
なかでもとくに、基本三か条が重要。
1.自分に関係があると思ってもらう
2.強い言葉を使う
3.相手の心に「何で?」をつくり出す
実はこのブルームカフェのウェブサイトも、できるだけキャッチコピーとして強いタイトルを付けようとしています。
最近ではブログだけでなく、Twitterのような短い言葉で伝えるメディアが増えてきています。そうしたなかで、より多くの人にメッセージを伝えるためには、この3つの基本が必要なのです。
この基本を押さえた上で、たくさんの引き出しを持つ。この本のテクニックの量は、言葉で紹介するよりも、実際に見てもらったほうが早い。目次を紹介してみます。ひとつでも、「これって具体的にはどうやるの?」と思ったら買い。
第二章 「言い切り力」をつける
04 短く言い切る
05 みんなが言いたかったことをスパッと言う
06 気持ちを込める
07 スピード感を出す
08 具体的な数字を入れる
09 かかる時間を示す
10 得になること、効果を入れる
11 列挙する
12 予言してしまう
13 自慢して言い切る
14 脅して言い切る
15 命令して言い切る
16 本音で言い切る
17 開き直って言い切る
第三章 「読み手」に考えさせる
18 問いかけてみる
19 大きく提案する
20 好奇心をくすぐる
21 つぶやいてみる
22 共感を得られるようにする
23 あえて長くすることで意味を強調する
24 ターゲットを絞る
25 ハードルや敷居を下げる
26 正直に伝える
27 親身に語りかける
28 クイズ形式にして問題を出す
29「このままでは未来は暗い」「変わらなきゃ!」を思わせる
30 ランキングを利用する
31 稀少性を強調する
32 本気でお願いしてみる
第四章 「語呂のよさ」を考える
33 言葉のリズムを重視する
34 五七調、七五調にする
35 駄洒落にする
36 韻を踏む
37 対句にする
38 同じ言葉を並べる
39 同語反復して意味を強くする
40 対義語を組み合わせる
41 反語を使う
42 反復して命令する
43 逆説を提示する
44 誇張してエンタテインメントにする
45 方言を使ってニュアンスを変える
第五章 「比喩力」を磨く
46 直喩(明喩)でたとえる
47 隠喩(メタファー)でたとえる
48 擬人化する
49 擬物法を使う
50 「アイ・ラブ・ユー」を別の言葉で言い換える
51 五感を使った言葉で表現する
第六章 「名言」を貯金する
52 名言を利用する
53 ことわざ・格言・慣用句を利用する
54 マンガ・アニメの名言を利用する
55 普通の人の名言に耳をそばだてる
56 映画・小説・曲のタイトルをもじる
第七章 「組み合わせ」て化学変化を起こす
57 異質な言葉を掛け合わせる
58 マジックワードを使う
59 ふだん使わないような言葉をわざと使う
60 専門用語と定番の言葉を組み合わせる
61 合わない名詞と動詞を組み合わせる
62 共通するものをまとめ直す
63 情報を体系化する
64 物に「人」をプラスする
65 物に「今」をプラスする
66 とにかくひとつのキーワードで押し切る
67 権威・有名人・専門家の力を借りる
68 利用者に語ってもらう
69 意表をついてドキッとさせる
第八章 「造語力」を身につける
70 短縮してみる
71 組み合わせて造語をつくる
72 語呂合わせで造語をつくる
73 頭文字をつなげて興味をもたせる
74 造語から造語をつくり二匹目のどじょうを狙う
第九章 「ストーリー」を換気させる
75 ストーリーにして引きつける
76 黄金律で心を動かす
77 ストーリーの続きを読みたい、と思わせる
ふう。入力だけでも大変……。

