
電子書籍化時代にむけ執筆スキルを身につける
電子書籍化時代を迎えて、ほとんどの人に執筆のチャンスが巡ってくる。そんなときに、本一冊分の量を執筆できるスキルがあるかないか、これが大きな差になってくるでしょう。
僕も、何冊か本を書いてみてわかったのが、本というおおよそ10万字からなる文章を、全体としてきちんとした構成と調和を持たせて書くというのは、きわめて異質なスキルだということ。つまり、ちゃんとした「方法」をもっていないと、書けるものではないということです。
この点、とにかくやってみたら乗れてしまった自転車、というよりは、インストラクターについて学ばないとうまくならないスキー、という比喩の方が近いでしょう。
このスキーの滑り方を教えてくれるのが、この本。
第一章 まずは文章の骨組みを作る
第二章 4つの質問でネタをどんどん集める
たとえばどういうこと?
それってなんで?
前はどうだったの?
よそではどうなの?
第三章 集めたネタを整理してまとめる
第四章 レポートや本を書き上げる
第五章 文章をブラッシュアップする
特に必見なのは、第四章。スキーで言えば、ボーゲンからパラレルターンに移るくらいの、大きな変化があります。本を書き上げる前提でのネタ集めと、短い文章を書くためのネタ集めとでは、方法の次元が異なるのです。
短い文章 ネタを集めて整理する
本を書く ネタを集めて、グループに分け、全体構成をみて、グループを整理する
ここには、ネタの各集合を、さらに大きな全体へと構成していくプロセスが加わります。これを意識的にやれている本は、全体としての調和がありますが、それが欠落していると、途中、ダラダラしてしまったり、尻すぼみになって読者をがっかりさせることになります。
これから本を書こう、電子書籍時代をみすえてアウトプット力をつけようという人には、ぜひおすすめしたい本です。

