志があればスキルはあとからついてくる
Bloom Cafe Vol.14 2010年06月08日放送分
ナビゲータ:小山 龍介さん
ゲスト:佐々木 常夫さん
「オープニング」
今回は、「そうか、君は課長になったのか」を出された佐々木 常夫さんがゲストです。いつもの赤坂のスタジオではなくて、WAVE出版さんからお届けしています。
「グッズハック」
今回は、佐々木さんの「手帳術」がテーマです。
Q.最近は仕事をより省力化して行う為に担当する人数を減らしている影響で、一人当たりの仕事量が増えていると思いますが、そうした部下を定時で帰す方法として、手帳術をお使いとお聞きしましたが?(小山)
A.手帳は20年以上同じ物を使っています。最初の方はスケジュールを書いておき、中盤のメモ用紙の部分には時系列的に会議のメモを書きます。手帳の最後からは逆に自分の担当している事業のデータ(数字)を書いています。たとえばマーケットサイズとか売り上げデータです。こうしたデータを人待ちしている時間などに見返すことで暗記しておきます。数字はどこを見れば分かるのではなく、覚えておく必要があるのです(佐々木)
Q.数字の記憶はいつ頃からですか?(小山)
A.30代ぐらいから続けています(佐々木)
・佐々木さんの手帳の模様がUstreamの5分過ぎから映されていますので、興味のある方は是非映像をご覧下さい( hal_99 )
Q.数字を記憶するようになったきっかけは何ですか?(小山)
A.人間はすぐ忘れてしまうので、努力が必要です。なるべく紙に書くことで覚えます。覚えると使えるようになります。数字がすぐに出てくるということは、周りからできると思ってもらえる重要な要素です。暗記しておく事でとっさの判断にも使えるのです。(佐々木)
・もう一つ小さい手帳も持っています。何かの時に浮かんだアイディアや約束を書いておきます。次の日に手帳に書き写すのです(佐々木)
Q.書き写すというのがいいのですか?(小山)
A.書き写す時にアイディアの内容を検証するのです。不要と思えば書き写しませんし、重要と思えた物だけ考えながら映すのです(佐々木)
Q.インターネットで調べるとすぐ見つかるので、最近はあまり記憶しないんですね(小山)
A.それは見つかるだけで、実際には使えていません。暗記しておく事で初めて使えるようになります。(佐々木)
・自分の中で良い物があっても、発表し表現することで初めて評価されます。そのために必要な物を暗記する必要があります。そのためにも手帳に書くことが役に立ちます。(佐々木)
・サラリーマンで良いと思えるのはチームで仕事をなしえたときの一体感・連帯感にあると思います。これが一人で仕事をしている方との決定的な違いでしょう(佐々木)
「キーワードハック」
今回のキーワードは「コミュニケーションと信頼関係」です。
・仕事を効率的にすすめる最大のキーワードは「コミュニケーションと信頼関係」と思っています。私が課長だった時は、部下との面談に1回2時間程度かけていました。その半分をプライベートな事にさいて、お互いの信頼関係を築いていたのち、仕事の面談をしていました。部下を家族と思って接していると相手にもそれが伝わって、お互いにうまくいくようになるのです(佐々木)
・部下は上司から仕事を依頼されたときに、その仕事にどのような背景があるかで、作る仕事の品質を決めてしまいます。仕事の背景を伝えるにはコミュニケーションが成立していなければできません(佐々木)
・コミュニケーションを取っていれば、仕事の最初・中間・最後で確認がとれますし、さらに次に繋げることができます(佐々木)
・タイムマネージメントは時間の管理ではなく、業務の管理です。無駄な仕事は拙速でおこない、重要な仕事にこそ注力すべきです(佐々木)
・ここで、佐々木さんの「ビックツリー」の本に関するお話になります。ビックツリーは「自閉症の子、鬱病の妻を守り抜いて」という副題が付いており、佐々木さんとご家族の関わり方について書かれています( hal_99 )
Q.普通の人なら投げたしたくなる状況に真っ正面から向かって行く覚悟が何度もあったように思えるのですか?(小山)
A.吉本ばななさんが私の本を読まれて、「愛とは責任であるということを全うした人だ」と私の事を評されていました。考えてみると、自分が結婚した相手であり、自分の子供であり、自分が選択した会社なのだから自分が頑張らなくてどうするだ、と思いついた時にこの意味が分かった気がしました(佐々木)
・私の母は世のため人のために働こう。運命は受け入れるしかしょうがないといつもニコニコしていました。この母から私は学びました(佐々木)
Q.今の若い世代は恵まれてる世代で苦労を知らず、困難に直面すると自分だけに起きた悲劇と感じて自分の運命に立ち向かえない人が多いと思いますがいかがですか?(小山)
A.自分の運命に向かってゆけない人は、自分を幸せにしようと思っていない人だと思います。幸せになりたいと思う人は与えられた運命の中で努力しますよ。ただ、どうしたいかは人それぞれなので選択すればよいと思います(佐々木)
・仕事術の事も書きましたが、高い志があればスキルは後から付いてくると思っています。例えば部下を育てたいという強いパッションがあれば、方法については後から何とかなるはずです(佐々木)
Q.多くの人は効率良く教えたいと思ったりすると思いますが、いかがですか(小山)
A.現実的には、いろいろ失敗したりしながら積み重ねていく事が大切です。これには志が必要です(佐々木)。
・仕事を始めて10年ぐらいが重要です。この10年での積み重ねで、その人の成長角度がきまりその人の人生が決まっていきます。この角度は20代~30代前半で大半が決まってしまいますので若い時に高い志を持ってることが大事だと思います(佐々木)
「エンディング」
・2010年6月19日に田島弓子さんと佐々木さんでセミナーが行われるそうです。「読むが価値」というサイトで詳しい情報が公開されていますので、ご参照下さい( hal_99 )
・「ビックツリー」の本を読むと自分を律するきっかけにできる位のパワーがある本だと思いますので、是非お読み下さい(小山)
Q.幸せというものは言葉としては簡単ですが、突き詰めていくと最後には生きることへのスタンスなのでしょうか(小山)
A.折角、生をうけたのだから自分を愛して欲しいと思っています。頑張る、成長するということにどん欲になって頑張って欲しいです(佐々木)
・ストリームにあわせて呟いていただいた内容は、Togetterに「Bloom Cafe 2010年06月08日放送分」として まとめてあります。よろしければ併せてごらんください。( hal_99 )


