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インプロヴィゼーションと初心

2012年1月24日 |小山 龍介
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先週火曜日、人生で初めてインプロヴィゼーション(即興劇)の公演に参加してきました。インプロジャパンのベーシックコースの集大成として、メンバー全員で発表を行ったのです。

これまでインプロはもちろん、演劇に出るなんてこともなかったのですが、一方で講演やセミナーで話すことには馴れていました。数百人の観客の前で話すことも苦にならない。大丈夫だろうとタカをくくっていました。

新しい自分を発見!

ところが!です。それはそれは、びっくりするくらい緊張してしまい、自分で自分に驚いてしまいました。こんな緊張感、おそらく中学生のころ以来のような。

たとえば、最初に行ったワンワードという発表では、ひとりひとりが一語ずつ発表していく形式の即興なのですが、なんということか、数ワード、ずらずらと話してしまったんですね。びっくり。完全、ルール無視です。そのときの慌てようは、ほんと、知人の誰にも見せられません(笑)。

そうした緊張感の中、最後の最後には、ようやく思いの伝わるインプロを演じることができ、終わった後のビールを飲んだときの充実感は、言葉では言い表せないものがありました。

人生の初心

こういう経験をすると、改めて初心の大切さを実感させられます。どんなことも緊張しなくなる自分がいて、そんな人生はしかし、ドラマにはなりません。「生きる」というのは、そんな冷静な境地にたどり着くことではありません。感動するときには感動し、悲しむときには悲しむ、笑うときに笑って、喜びを仲間と一緒に爆発させる。そういう瞬間に「生きてるなあ!」って実感するわけです。

インプロヴィゼーションは、筋書きもないドラマです。そしてこれは、人生そのものです。このドラマを演じることによって、僕は人生のなかのドラマを取り戻すヒントをもらったように思いました。

それは、「偶有性の海へ飛び込め」ということです。半分、偶然のようなできごとに身を投じることで、今までに体験したことのないようなできごとに直面する。知らない道に、一歩足を踏み出すことで新しい景色が見えてくるのです。

安心できる同じ道を歩いて、死んだように生きていたんじゃないだろうか。そう思うと、今までのずいぶんもったいない時間の過ごし方をしてきたことに気付かされました。

ABOUT

 

ハックシリーズ著者の小山龍介が編集長をつとめる、ビジネスマンに向けたビジネスウェブマガジン。豪華連載陣、インタビュー記事を中心に、仕事の息抜きに楽しめるコンテンツを提供しています。

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